ふるさと楽舎に
ついて

ふるさと楽舎
の理念

楽しさで中山間地域の資源と人をつむぎあわせ、
喜びあふれる「ふるさと再生」に貢献します。

中山間地域には、その土地ならではの魅力的な地域資源が点在しています。
そこでは、緑と水に育まれた里山の恵みを活かした集落ごとの食と産業文化と、味わいのある里文化が継承されています。
地域貢献プロジェクト“一般社団法人ふるさと楽舎”は、点在する魅力を掘り起し、つむぎあわせます。
そして、中山間地域の様々な地域課題に“楽しく”取り組み、ふるさとに“喜び”を創りだす企画集団です。

まちは人  人の暮らしの集積
その町の歴史を学び
風土を体感し
人とつながり
ともに同じ方向を向いて立つ

ふるさと楽舎は、環境カウンセラー、防災士、ランドスケープデザイナー、アウトドアアクティビティ指導者、災害復旧、地域づくり、造園など、多様な分野で活動するメンバーが集まり、2017年12月に立ちあげました。

発端は、「実家のある町が、消滅可能性都市の一覧に載っていた」というメンバーの一言でした。ふるさとは中山間地域だけれど、まだまだ住む人もいて、商店もあって、学校もあるのに・・・なぜだ!と憤慨。しかし、「でも、今はまだ、自分は帰れない」「暮らしが成り立たない」という言葉が、そのあとに続きました。

日本の国土の3分の2は山林で、中山間地域は総土地面積の約7割を占めています。
加速度的に進む過疎と高齢化に歯止めをかけるため、これまで様々な地域活性化の取り組みが繰り返されています。その多くが、専門家の提言を元に地域の地縁団体と行政機関が連携する体制で、3年程度の期間の中で展開されてきました。当法人には、その提言をつくる事業に携わってきたメンバーがいます。そのメンバーは、提言や計画が実行に移されているのか、本当に地域のためになっているのか、土地の人の笑顔に、ふるさとの存続のためになっているのか、わからないというジレンマを抱えていました。

環境保全に関わる仕事に携わっているメンバーは、中山間地域に休耕田や耕作放棄地が広がることが、増え続ける獣害や災害増加の原因になっていることに心を痛めていました。このメンバーは狩猟免許を取得するなどスキルをあげていましたが、獣害駆除などの現場にはいる機会がありませんでした。

長年、頻発する災害被害の復旧活動に関わっているメンバーは、繰り返される災害被害に比例して、被災地の人口が減っていく現状を目の当たりにしてきました。そして、復旧後の復興のあり方を考え続けていました。

メンバーでそれぞれの悩みやジレンマを語り合う中で、「このまま手をこまねいていてはいけない」「このままでは、ふるさとと言える場がなくなってしまう」と危機感を共有しました。

中山間地域は、確かに人の数は少ない。
けれども、そこには、緑と水に育まれた里山の恵みを活かした集落ごとの食と産業文化と、味わいのある里文化がある。

同じ中山間地域でも、中国地方と東北地方では、里文化が異なる。
その里の風土と人の心にそった「まちの興し方」があるはずだ。
まちは人 人の暮らしの集積がまち

その町の歴史を学び、風土を体感し、人とつながり、ともに考えること
それこそが、里文化の継承につながる。
必要なのは、地域の「活性化」ではなく、「地域の再興」だ。

そして、地域再興は時間がかかり事業としてのリスクは高いけれども、事業として取り組む体制をつくろうと法人を立ち上げることにしました。

ふるさと楽舎=「ふるさと」を「楽しく」する「やど(場)」 

私たちの理念は、 ともに同じ方向を向いて立つ こと

愉しさを生みだしながら、語り合い、ともに汗を流し、
寄り添うのではなく、ともに同じ方向を向いて立ち続けること

ふるさと楽舎は、中山間地域に点在する魅力を掘り起し、つむぎあわせます。
そして、中山間地域の様々な地域課題に“楽しく”取り組み、ふるさとに“喜び”を創り出すために、たとえ時間がかかっても、土地のみなさまとともに歩む伴走するコンサルタントです。

対象地域:広島、山口、鳥取(西部)、島根、愛媛、高知
対象地域:広島、山口、鳥取(西部)、島根、愛媛、高知